bimota(ビモータ)という会社は、奇才マッシモ・タンブリー氏を中心に1972年からフレームビルダーとしてイタリアで活動していました。現在ではKawasakiの支配下となり、bimotaのテイストを生かしながら、最新のスーパーモデルを生み出しています。
今回は数あるbimotaの「作品」の中から1982年に101台のみが製造されたHB-3のサスペンションフルメンテナンス&コーティングのご依頼をいただきました。ホンダCB1100Fのエンジンを搭載した当時の新車価格で280万円ものスペシャルマシンです。
フロントにはフォルセライタリア・インナーパイプ径φ40正立フォークと装着しており、今回はフルメンテナンスと併せてインナーパイプのME DLCコーティング(ブラック色)、アウターパイプとアクスルクランプ、シールホルダにはMEカシマコーティング(カシマブロンズ色)でセットアップしました。
リヤのde carbonサスペンションには、フルメンテナンスと併せてダンパーロッドのME DLCコーティング(ブラック色)、スプリングのMEパウダーコーティング(レッド色)などの施工によって仕上げています。
これらのコーティングは、外観の美しさは言うまでもなく、作動フリクションの低減に大きく貢献しています。決して安価ではありませんが、最新モデルからヴィンテージモデルまで、費用対効果の高さを実感していただけます。