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スクーデリアオクムラMT-09のサスペンション

スクーデリアオクムラが2014年にデモバイクとしてセットアップしたYAMAHA MT-09。とても完成度が高く、今もツーリングやサーキット、通勤でも活躍しています。先週の伊勢方面へのツーリングでもお客さまに試乗していただいて、高く評価していただきました。

「毎日乗って楽しめる大型バイク」というコンセプトで造られたMT-09ですが、846cc3気筒エンジンをスリムな車体に搭載、車両重量を181キロに抑えることによって、トレールバイクのように普段乗りでも手軽にライディングを楽しんでもらいたい。という設計者の思いが込められていると聞いています。ネイキッドとトレールの要素を併せ持った斬新で特異なキャラクターのバイクですが、ノーマルのサスペンション仕様では前後のピッチングが大きくて、落ち着きがありませんでした。

スクーデリアオクムラでは過剰なピッチングを抑えて、安心感のある接地感が得られるようフロントフォークのダンピング特性をロードバイクよりに仕様変更して、スプリングレートをノーマルの0.72kgf/mから0.85kgf/mのシングルレートでセットアップ。リヤショックにはトラクションを実感できる特性を重視した仕様のPENSKE RACING SHOCKS 8983を装着しました。フロントフォーク・インナーパイプにME DLCコーティング(ブラック色)を再コーティング、アウターパイプにはMEブラックカシマコーティングすることで、滑らかな動きを実現しています。

Baby Faceさんのステップによって、ライディングポジションにも手を加えることで、本当の意味で普段乗りからツーリング、時にサーキットランまでこの1台で幅広く楽しめるバイクに仕上がりました。

事前にご連絡いただければテストランも可能です。ワイバンのフルエキを装着した3気筒エンジンはスムースで扱いやすさは抜群ですが、エンジンモードで最高パワー設定のAモードはマジでヤバイです。気を付けて下さい。

このモデルはMT-09初期モデルですが、この後のトレーサー、XSR、SPモデルにつきましても、多くのお客さまからサスペンションチューニングのご依頼をお受けしており、ご満足いただいております。

 

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