VTR1000SP1フロントフォークのME DLCコートチューニングが完了いたしました。

SHOWA製インナーパイプ径Φ43倒立フロントフォークです。
ホンダがRVF750(RC45)に替わるスーパーバイク世界選手権用のホモロゲーションモデルとして開発しました。
ワークスマシンの開発を行うHRCと、市販車を開発するホンダ朝霞研究所が共同で開発を進めるという初めてプロジェクトでした。基本はレーシングマシンの開発を進め、その後に市販車として保安部品を装着するなどの手順だったそうです。

 

RVF750(RC45)の4気筒エンジンも限界となり、ワールドスーパーバイク世界選手権のレギュレーションが、2気筒勢に有利な点なこともあり、からDUCATIと同じレイアウトの2気筒、1000ccが採用されました。

2000年にコーリン・エドワーズによってタイトルを獲得。2002年にはSP-2にバージョンアップされたマシンでコーリン・エドワーズがタイトルを獲得しています。

その後、2気筒マシンでの優位性がなくなり、2004年からは4気筒、1000ccのCBR1000RRでの参戦が続けられています。

 

今回はスクーデリアオクムラの新しいインナーパイプコーティング、ME DLCコーティングを施した上で、MEダンピングチューニング+MEスーパースポーツスプリングでのセットアップをご依頼いただきました。適正なダンピング特性とスプリングレートは、フリクションの少ないME DLCコーティングによってさらにスムースなサスペンションに仕上げることができました。リヤショックへのMEダンピングチューニングも同時にご依頼いただいております。

 


フロントフォーク 
ME DLCコートチューニング           :¥154,000-
(インナーパイプチタンコーティング、
フルメンテナンス/MEダンピングチューニング、
基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。) 

*MEダンピングチューニングを施す際は、MEスーパースポーツ
スプリングへの変更をお勧めしております。 
MEスーパースポーツスプリング         :¥18,700-
(シングルレート、低フリクションバフ仕上げ、スプリングレートは
お客さまの体重、主な用途をお伺いし、スクーデリアオクムラのデータに
基づいて設定いたします。)

 

リヤショック (SHOWA)
MEダンピングチューニング           :¥46,860-
(フルメンテナンスを含みます、MEダンピングチューニング、基本交換パーツ、
オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)




こちらはAMA(アメリカ)スーパーバイク選手権に参戦時代のニッキーヘイデンとワークスVTR1000SPWです。

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