KYB製インナーパイプ径φ43倒立フロントフォークです。
パイプフレームにスーパースポーツYZF-R1のエンジンを搭載したFZ-1は、2006年にモデルチェンジによって熟成され、アップハンドルのネイキットモデルながら、よりスーパースポーツの要素を強く押し出しています。
KYB製フロントフォークは右側に伸び側ダンピング、左側に圧側ダンピングの機構を独立して配したシステムです。
左右に伸び、圧の機構を両方備える従来のシステムに比べて、伸び、圧を左右に分けることで狭いフロントフォーク内部のスペースをうまく活用できるシステムとも言えます。
今回はそのフロントフォークのダンピング仕様を洗練して、0.90kgf/mのMEスーパースポーツスプリングとの組み合わせでセットアップいたしました。
MEダンピングチューニングでのセットアップは、リヤショックにリ・プレイスサスペンションを装着した場合でもバランスの良いハンドリングを生み出すことが可能です。