ＳＡＣＨＳ製モノリヤショックです。

スーパースポーツ世界選手権のホモロゲーションモデルＦ３　６７５のボアをそのままにストロークアップした７９８ｃｃ水冷並列３気筒ＤＯＨＣ１２バルブのエンジンは、１４８ｐｓ／１３，０００ｒｐｍを発揮します。レースレギュレーションの縛りから脱したエンジンは扱いやすさに重点が置かれています。モトＧＰマシンに採用されている逆回転クランクの採用もこのモデルの特徴で、ジャイロ効果による安定性よりもクイックなハンドリングを求めての設計がなされています。

このエンジンと、スチール鋼管トレリスフレーム＋鋳造アルミプレートの組み合わせてで造られたフレーム、ロング片持ちスイングアーム、１３８０ｍｍのショートホイールベースで構成されており、このＦ３　８００の設計思想を具現化しています。

このスペシャルマシンが万人向けである必要はなく、これを乗りこなすことも、乗りやすいようにセッティングすることもこのマシンを手に入れたユーザーの楽しみです。今回は比較的軽い体重のお客さまが、ワインディングを不安なく走らせられるよう、リヤショックにＭＥダンピングチューニングを施し、スプリングレートをノーマルの８．４５からＨＹＰＥＲＣＯＩＬＳ製８．０４ｋｇｆ／ｍに変更してセットアップが完了いたしました。

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