フロントフォークはKYB製インナーパイプ径Φ 正立フォーク。リヤショックはOHLINSです。
1985年に発売されたGSX-R750は、油冷エンジンやアルミダブルクレードルフレームを採用しており、乾燥重量179kgという当時の400ccクラスと変わらない軽さでした。ビッグバイクにレーサーレプリカという概念を持ち込んだ初のバイクと言われています。ヨシムラなど有名コンストラクターの手によりサーキットで大活躍をし、ツジやんこと、辻本 聡選手とと大島行弥選手によって1985年から3年連続で全日本ロードレース選手権TT-F1クラスチャンピオンを獲得しています。1986年にはこのチャンピオン獲得を記念して、乾式クラッチやシングルシートを装備したGSX-R750Rと呼ばれる限定車が発売され、今回、ご依頼いただいたサスペンションはまさにこのモデルなんですね。このバイクは販売価格が100万円を超えた初の国産オートバイだそうです。
インナーパイプに錆があり、NGレベルでしたので、クロームメッキの再メッキ加工によって再生いたしました。
フロントフォーク (KYB 正立)
フルメンテナンス :¥30,492-
(基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)
インナーパイプ再メッキ加工 :¥46,200-
(R/L)
リヤショック (OHLINS MONO)
フルメンテナンス :¥30,723-
(基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)
シャフトワイパー交換 :¥2,625-
マウントシール交換 X4 :¥2,310-
バンプラバー交換 :¥1,155-
ヨシムラチューンのGSX-R750を駆る辻本 聡選手。
ツジやんは私と同い年。違うクラスで走っていたので、レースで競り合ったことはありませんが、本当に速かったし、カッコ良かったです。今でもヨシムラのアドバイザーとして、また、モトGPのテレビの解説として活躍されています。