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RVF750(RC45)フロントフォークのMEチタンコートチューニング、リヤショックのフルメンテナンスが完了いたしました。

 SHOWA製インナーパイプ径Φ41倒立フロントフォークとOHLINSリヤショックです。
VFR750(RC30)に代わるレースベース車両で、スーパーバイク用のホモロゲーションマシンとして開発、1994年1月に発売されました。当初は国内500台、海外向け550台の限定販売でしたが、後に期間限定で受注生産を行なったそうです。当時の販売価格は200万円。HRCからレース用のコンプリートモデルも発売されました。
このマシンは本当に世界中の様々なレースで活躍した名機です。ワールドスーパーバイク世界選手権、世界耐久選手権、AMAスーパーバイクやブリティッシュスーパーバイクなど、各国のトップカテゴリーでのレース、国内では全日本選手権スーパーバイク、鈴鹿8耐。そのほとんどのレースで世界中のトップライダーと共にタイトルを獲得してします。
今回はフロントフォークのMEチタンコートチューニング+アウターパイプMEカシマコーティング、OHLINSリヤショックのフルメンテナンスをご依頼いただきました。貴重な名機を大切に所有されているお客さまのお手伝いができることをとてもうれしく思います。
フロントフォーク 
MEチタンコートチューニング           :¥138,600-
(インナーパイプチタンコーティング、ゴールド、
 フルメンテナンス/MEダンピングチューニング、
 基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。) 
MEスーパースポーツスプリング         :¥19,635-
 (シングルレート、低フリクションバフ仕上げ、スプリングレートは
 お客さまの体重、主な用途をお伺いし、スクーデリアオクムラのデータに
 基づいて設定いたします。)
アウターパイプMEカシマコーティング     :¥42,000-
(左右ペア、ブロンズ色、
 二硫化モリブデンを含有した特殊なハードアルマイト処理です。
 パイプ内面のフリクションの低減に効果的です。)
リヤショック (OHLINS MONO)
フルメンテナンス                :¥30,723-
(基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)



スーパーバイク世界選手権のジョン・コシンスキー選手とアーロン・スライト選手。ジョン・コシンスキー選手は1997年にレギュレーション上でも有利であった2気筒DUCATI勢からタイトルを奪取しています。

RC45のデビューイヤー1994年の鈴鹿8耐での#45岡田忠之選手。HRCとしては珍しいナンバーですね。

岡田選手、この年は残念ながら18位という結果に終わってしまいましたが、翌1995年にはアーロン・スライト選手と組んでみごと優勝を飾りました。現在はモトGP、MOTO2クラスのチーム代表を務めています。
その1994年の優勝はダグ・ポーレン/アーロンスライト組のRC45。

RC45は1994年から6シーズンに渡って、鈴鹿8耐にワークス・チームHRCから出場しており、なんと6戦中5勝という圧倒的な強さでした。唯一、RC45を倒したのはコーリン・エドワーズ/芳賀紀行組のヤマハYZF750、1997年のことでした。

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