YZF750SPフロントフォークのMEチタンコートチューニングが完了いたしました。

KYB製インナーパイプ径φ41倒立フロントフォークです。

それまでのFZR750R(OW-01)に代わって、ワークスマシンと同じYZFのネーミングを与えられたYZF750SP。先代から続くスーパーバイクレースやTT-F1レースのベース車両は、ヤマハのトップモデルとして大きな責任を担ってきました。FZR750Rから続く伝統の水冷並列4気筒DOHC5バルブエンジンをベースに、燃焼室のコンパクト化、吸排気バルブ挟み角の変更、ポートを含む吸気ラインの見直しなど、ワークスマシンYZF750の最新仕様が惜しみなく投入されアップグレードしています。フレームには高剛性かつ軽量のアルミデルタボックスを採用し、エンジン位置を始めとする基本ディメンションは、ワークスマシンYZF750のデータを継承し、ハンドリングのヤマハを具現化しています。スーパーバイクレースのレギュレーションで変更が許されないキャブレターは、標準装備でスロットルポジションセンサー付きのダウンドラフトFCRφ39を採用。他にも3次元マップ制御イグナイターユニット、クロスミッションを標準装備することで、レースベースモデルのポテンシャルを高めています。

この貴重な名車YZF750SPを所有されているお客さまより、フロントフォークのMEチタンコートチューニングのご依頼をいただきました。錆で痛んでしまったインナーパイプにまずはクロームメッキの再メッキ加工を施した上に、限りなくブラックに近い「ネイビー色」でインナーパイプをチタンコーティング。フロントフォークにフルメンテナンスを施して組み上げました。精悍な足回りに仕上がっています。

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