私は1988年から1989年の2シーズンをホンダレーシングの契約ライダーとして、また、1990年には私自身のチーム、スクーデリアオクムラからプレイングマネジャーとしてホンダのファクトリーマシン、NSR250に乗せていただきました。
期待通りの結果は残せませんでしたが、ヤマハ、ホンダのファクトリーマシンにレギュラーライダーとして走らせるチャンスを与えていただいたことは、バイク乗りにとってこの上ない幸せなことでしたし、その数年間で得た経験はその後サスペンションチューニングショップ、「スクーデリアオクムラ」の基軸にもなりました。
今回の「RACERS]では、80年代のNSR250について、開発秘話やライダーのコメントなどが掲載されていますが、私自身も初めて訊くような話もあって、興味深く読ませていただきました。
今回はNSR250でしたが、いつかYZR250(OW82)についてもクローズアップして欲しいと思います。