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bimota SB6Rフロントフォークのフルメンテナンスが完了いたしました。

PAIOLI製インナーパイプ径Φ46正立フロントフォークです。
SB6は1994年から1998年に生産、販売されました。
GSX-R1100の水冷パラレル4気筒エンジンを搭載。ヘッドパイプからスイングアームピボットまでを直線でつなぐ「ストレートラインコネクション」、または「ダイレクトピボットフレーム」と呼ばれるアルミニウム合金製ツインスパーフレームが特徴です。今回、フロントフォークのフルメンテナンスをご依頼いただいたSB6Rは、1994年から1996年までに生産され、ラムエア過給を採用など吸排気系を変更して、動力性能を高めています。
bimotaはどのモデルも1台1台手造りでの生産方法を採っており、最大のヒットと言われるSB6、SB6Rを併せても2,000台に満たない生産台数とのことです。
日本に輸入された数少ないSB6、SB6Rは、bimotaを愛するオーナーの方に大切に保有されていますが、意外とサスペンションに関しては、PAIOLIという希少なメーカー製ということからデータが少なく、手付かずのままメンテナンスを施さない状態でお乗りになっている方がおられます。スクーデリアオクムラにフルメンテナンスをご依頼いただいたサスペンションの中には、内部がかなり汚れておりアウターパイプ内面にも磨耗が進んでいるフロントフォークもあります。
大切な愛車を良いコンディションで維持されるためにもサスペンションの正しいメンテナンスをお勧めいたします。
フロントフォーク (PAIOLIΦ46 正立)
フルメンテナンス                :¥45,166-
(基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)
リヤショック (OHLINS MONO)
フルメンテナンス                :¥29,260-
(基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)

フロントフォーク分解直後のフロントフォーク内部の様子です。
このようにオイルの汚れが進んでいると、サスペンションオイル本来の性能が大きく低下しているばかりでなく、オイルに混ざったスラッジがオイル通路をふさいでしまったり、オイル通路であるサスペンションの要となるバルブに噛み込んでバルブがしっかり閉まらなかったり、サスペンションの摺動抵抗を大きくしてしまうなど、サスペンション本来の働きを低下させてしまう状況に陥っています。

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