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CBR1000RR-Rのサーキット実走テストを行いました。







秋晴れの10月7日土曜日、鈴鹿ツインサーキットで開催されました第11回カスノ大運動会におきまして、スクーデリアオクムラがサスペンションセットアップを施した2021CBR1000RR-Rの実走行テストを行いました。

今回の狙いですが、サーキットをメインに設定された最新、最速のスーパースポーツモデルのワインディングロードではやや先鋭すぎるサスペンションを、スポーツ性を損なうことなく、より親しみやすい仕様に仕上げています。

フロントフォーク、リヤショック共にサスペンションがより動きやすく、その動きがライダーに伝わるように、MEダンピングチューニングによって仕様設定しています。

フロントフォークスプリングは、ノーマルの1.04kgf/mからスクーデリアオクムラオリジナルのMEスーパースポーツスプリングの0.95kgf/mに変更しています。
これらの仕様変更によって接地感が高まり、スーパースポーツモデルにありがちな「不安感」の解消につながっています。

ワインディングロードでのテスト走行は、モトクロス国際A級の奥村 海が近隣のワインディングに数回通って確認済。
今回はサーキットでの安定感とと共に、スポーツ性が確保できているかの確認がメインです。

最初の走行は奥村 海が担当。狙い通りのハンドリングに仕上がっていることを確認したのち、今回はなんと元ワールドグランプリチャンピオンの原田哲也さんにテスト走行していただくことができました。

原田さんはスクーデリアオクムラ代表である奥村 裕と全日本ロードレース選手権を共に戦った仲で、この申し出を快く引き受けて下さり、かつ、このマシンのサスペンション仕様の評価のために、かなりのハイペースでコースを攻める走りをしてくれました。
事前にお伝えしておいたモードの変更を走行中に試していただき、チーフエンジニアの設定したマニュアルモードの中のオリジナル設定が一番接地感があり、サスペンションの動きがつかみやすく、トラクションも掛けやすいとコメントをいただきました。

600ccや1000ccのスーパースポーツモデルは、バイク乗りにとって憧れの存在です。
そのバイクをなるべく不安感を減らして心地良くスポーツライディングしていただきたいという私たちの思いをサスペンションチューニングという範囲の中で表現しています。
今回はホンダCBR1000RR-Rという最新のモデルでのテストとなりましたが、世の中には他のメーカーや、20年以上前のモデルまでたくさん存在していて、ユーザーの方がそれぞれのマシンとのフィット感をもう少し高められたらより不安感なく走らせられる、と思われているのではないでしょうか?

代表の奥村 裕は元プロレーサーですが、その辺りの感覚は充分に理解しています。自身にフィットしたマシンは不安感なく、楽しく、速く走らせることができるからです。

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