ヤマハモーターハイドロリックシステム社製インナーパイプ径φ５２正立フロントフォークと、ヤマハモーターハイドロリックシステム社製モノリヤショックです。

このＶＭＡＸ１７００にお乗りのお客さまは、なんとこのＶＭＡＸ１７００の統括プロデューサーをされていた元ヤマハ発動機の牧野さん。まさにこのバイクを世に送り出したご本人です。２０１４年の暮れに前後サスペンションのＭＥダンピングチューニングによるセットアップをお任せいただいており、５年が経過したところでサスペンションリ･フレッシュのためにお越しいただきました。牧野さんを始めとするこのモデルに関わった開発スタッフの方の「日本のバイクメーカーとして、ヤマハ発動機としての意地と技術を示したい」という信念から、莫大な開発予算と2年もの歳月を掛けて造り上げた「作品」と言えます。実際にサスペンションを通じてこのバイクに触れてみると、構成するパーツの全てにこだわりと信念が伝わってきます。生産終了となった２０１７年まで一度もマイナーチェンジさえなかったことからも、最初の設計の段階から持ちうる全ての技術をつぎ込み、妥協がなかったことを感じます。コスト削減を露骨に感じ取れるバイクも見られる中、このような本気の「作品」に出会うと本当にうれしくなります。

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