GPZ900R(A14 2001model)フロントフォークのMEインナーキットの組み込み、リヤショックのフルメンテナンスが作業完了いたしました。

KYB製インナーパイプ径Φ41正立フロントフォークとOHLINS製モノショックです。
1983年のパリショーで発表されたGPZ900Rは、水冷DOHC4バルブ4気筒エンジン、エンジンをフレームの一部として応用したダイヤモンドフレーム、16インチフロントタイヤ、フルカウルの採用など、それまでのカワサキのモデルとは大きく異なる画期的なスーパースポーツモデルでした。その後、変遷を重ねながら2003年の最終モデルA16まで、基本設計と全体のフォルムを変えることなく「Ninja」が受け継がれてきたことに改めて、開発初期の段階での開発スタッフの方々の先を見るセンスやチャレンジ精神、探究心などなど、たいへんな努力をされたであろうと想像します。
この歴史的名機であるGPZ900Rですが、「フリーピストンタイプ」のフロントフォークを採用しており、現代の高性能なタイヤとのバランスではパフォーマンス不足とも言えます。OHLINSなどのリ・プレイスフロントフォークに交換する方法もありますが、フロントフォークの外見やフォークブラケットを変えることなく、フロントフォーク内部のパーツを全て交換して、「カートリッジタイプ」のフロントフォークに組み替えることが可能です。初期減衰がしっかり効いたきめ細やかな質感のフロントフォークに仕上げることができます。
今回はフロントフォークにMEインナーキットを組み込んだセットアップとOHLINSリヤショックのフルメンテナンスをご依頼いただきました。


フロントフォーク (KYB正立 フリーピストンタイプ)
MEインナーキット組み込み              :¥140,000-
(フロントフォークフルメンテナンスを含みます。 
  MEダンピングチューニング仕様ダンパーカートリッジassy’、
MEスーパースポーツスプリング、インナーパイプ加工、
  ブラックアルマイトフォークキャップ、

 基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。) 
*このキットの組み込みによって、スプリングイニシャル調整機構12mm、
伸び側ダンピング調整機構16クリックが可能となります。
リヤショック (OHLINS MONO)
フルメンテナンス                :¥29,260-
(基本交換パーツ、オイル、パーツ超音波洗浄/計測/研磨を含みます。)





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